東京国立博物館 特集「日本の仮面 舞楽面と行道面」において、当社由来品展示のお知らせ
当社由来の舞楽面・行道面を東京国立博物館本館で特別展示していますので、ご案内いたします。
いずれも当社社頭においての芸能に用いられたものです。
仮面はそれを着けることによって自分ではない別のものに変身する道具で、世界でさまざまな形のものが作られました。ここでは平安時代から南北朝時代に作られた日本の仮面を展示しました。
舞楽面は平安時代以降盛んになった舞楽で用いられた仮面です。中国、朝鮮、ベトナム等から伝来した音楽、舞踊が宮廷でまとめられた舞楽は、洗練された荘重な動きが特色です。行道面は神輿を囲んで練り歩く神々や、阿弥陀如来に伴って二十五菩薩が来迎する様子を演じる来迎会などに用いられた仮面です。来迎会は今も奈良の富麻寺や東京世田谷区の九品仏浄真寺などで行われています。追儺面は節分に行われる追儺会で用いられました。「豆まき」の時に着ける鬼のお面です。多彩な表情、目、鼻、顎などが動く工夫、彫刻的な魅力にご注目下さい。
●当社関連の展示物
舞楽面 陵王 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・13~14世紀
舞楽面 二ノ面(腫面) 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・13~14世紀
舞楽面 二ノ面(咲面) 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・13~14世紀
舞楽面 皇仁庭 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・13~14世紀
行道面 持国天 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
行道面 多聞天 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
行道面 功徳天 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
行道面 夜叉天 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
行道面 五部浄居天 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
行道面 緊那羅 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
行道面 神母天 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
獅子冠 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
追儺面 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・14世紀
追儺面 1面 高野山天野社伝来 鎌倉時代・正和2年(1313)
〇場所 東京国立博物館 本館14室
〇期日 平成26年3月25日(火)~平成26年6月8日(日)
※詳しくは東京国立博物館のホームページをご覧下さい。