無病息災 延命長寿

夏越の大祓式

水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり
(拾遺和歌集)

神事 6月30日 午後4時
人形頒布 5月1日より6月30日まで
大茅の輪設置 6月1日より6月30日まで

日々の暮らしの中で、私たちは知らず知らずのうちにも罪や過ちをおかし、様々なけがれに触れてしまいます。

これらの罪けがれは、やがてその身に災厄を招くとされます。
それから免れるために行われるのが「大祓式」です。

その罪けがれを人形(ひとがた)へと託し、神事において「大祓詞(おおはらえことば)」が奏上されることで、
心身が祓い清められて本来の清浄な姿へと立ち返ります。

夏越と年越(大晦日)の半年ごとに執り行われますが、
特に夏越では、蘇民将来の伝承にちなんだ疫病除けの大茅の輪潜りを合わせて行います。

参加方法

  • ①社頭あるいは郵送で人形(5枚組)を頒布いたしております。
  • ②人形で身体を拭い、息を吹きかけることで、心身の罪けがれを移します。(ご家族皆さまがそれぞれ行ってください。)
  • ③人形をお初穂料と合わせて神社へお納めください。お初穂料3000円以上をお納めいただくと、軒先へ下げる「茅の輪守り」を授与いたします。
  • ④お納めいただいた人形を6月30日の神事で祓い清めます。
    ※神事へ参加される場合は、午後3時50分頃までにお越しください。

郵送での参加をご希望される方は0736-26-0102までお問い合わせください。

大茅の輪潜り

6月中は境内に大茅の輪が設けられますので、ご参拝の方は自由に夏越の大茅の輪潜りのお祓いを行うことができます。

∞の字を描くように、左右左と三度回り、四度潜ります。

茅の輪の由来(備後国風土記より)

昔、武塔神(スサノオノミコト)が旅の途中で一夜の宿を求めました。
裕福な巨旦将来は断りますが、その兄で貧しい蘇民将来は快くおもてなしをします。
喜んだ武塔神は、茅(ちがや)で輪を作り身に付ければ、疫病から免れることを蘇民将来に教えました。
しばらくしてその地が疫病に襲われます。
巨旦将来の家は滅んでしまいましたが、蘇民将来の家は茅の輪によって守られたのでした。