鎮座地・天野の里

高野山麓・標高450メートルの高地に広がる天野盆地。四季折々の豊かな自然に包まれ、初夏にはゲンジボタルが舞い、秋には黄金に輝く稲穂の海が揺れる天野の里は、「日本の里100選」に名を連ねています。
随筆家の白洲正子は、その名著「かくれ里」の中で〝天野の名にふさわしい、天の一角に開けた広大な野原〟として、その美しさを「高天原(神々の世界)」にたとえました。
天野の里は、丹生都比売大神の霊地であるとともに、平家物語ゆかりの伝承を残す地、また高野山女人禁制の時代に、出家した女性が庵を結んだ女人高野でもあります。
信仰と歴史、そして豊かな大地の恵みが息づくかくれ里、天野の里へようこそ。